長生き屋ばーちゃんの知恵袋

其の一

『風邪で熱がある時に、梅干入しょうが湯』

風邪をひいて熱がある時や咳が出る時は、
茶碗に梅干の果肉をちぎって入れ
  おろすか薄切りにしたしょうがを加え、熱湯を注いで飲みます。
  梅干には解熱作用、しょうがには発汗作用や咳止めの作用があるので
  これを飲んで寝れば効果が表れると言われています。

    「うめは医者いらず」と昔から言われています。

其の二

『二日酔いには、梅干入りのお茶』

  和歌山では二日酔いで吐き気がしたり、食欲不振になった時には
  梅干の果肉を茶碗に入れ、熱いお茶または熱湯を注ぎ、
箸などでつきくずして飲む風習があります。
二日酔いの身体は酸性になっているために体調を崩しているのですが、
アルカリ性食品である梅干を取り入れることで身体が回復し、
徐々に体調が良くなると言われています。

其の三

『乗り物酔いには、梅干をしゃぶる』

 乗り物酔いや船酔いをした時には梅干をしゃぶるといいと
昔から伝えられています
 また梅干をしゃぶっていると酔わないとも言われています。

    携帯に便利な干し梅がおすすめです。

其の四

『便秘に梅干を毎日食べる』

  便秘は胃腸での消化吸収がスムーズに行われないために起こりますが、
  梅干を毎日食べる習慣をつけると自然に解消されると言われています。
  梅干が胃腸の働きに活発にし胃腸の殺菌もしてくれるので
  身体の内側からきれいになり、肌のトラブルも起きにくくなるそうです。

其の五

『紅葉おろしに梅酢を加えるとビタミンCが保たれる』

    大根おろしにニンジンを混ぜると、
大根のビタミンCを壊してしまいます。
    でも紅葉おろしは風味も色合いも良く、薬味にはかかせません。

    そこで梅酢を利用しましょう。
梅酢に含まれる有機酸がビタミンCを壊す酵素の働きを
阻止してくれます。
大根をすりおろして梅酢を加え、
その後に人参と合わせて作ります。

   ※梅酢は「塩漬けした梅から出て来る露」なので、塩分があります。
    調味料としてお使い頂く場合は、食塩は加減して下さい。
    おまけにクエン酸がたっぷり入っているので、
風邪予防にとっても効果的ですよ。

其の六

『梅酢でうがいをすると効果がアップします』

    風邪の季節。外出から帰ったら手洗いとうがいは大切です。
    梅酢にはクエン酸の殺菌力があるので、
梅酢を10倍位に薄めたもので、うがいをすると効果もアップします。
口臭を抑える働きもあるので、気になるときには
梅酢でうがいをしてみて下さい。


前半でお伝えしたのは「昔からの言い伝え」ですが、

近年、少しづつ科学的に証明されてきている

梅干しの効能をご紹介します!!